愛犬がシニア期に入ると、これまで当たり前にできていたことにも配慮が必要になります。
シャンプーもそのひとつです。若い頃と同じやり方では、体に負担をかけてしまうこともあります。

この記事では、シニア犬のシャンプーで気をつけたいポイントを分かりやすくご紹介します。


シニア犬はシャンプーが負担になりやすい

シニア犬は体力や免疫力が低下し、関節や皮膚もデリケートになります。
立っている時間が長かったり、体が冷えたりすると、それだけで大きなストレスになることもあります。

シャンプーは「清潔にすること」だけでなく、「無理をさせないこと」が大切です。


シャンプーの頻度は控えめにする

若い頃と同じ頻度でシャンプーを行う必要はありません。
皮膚が乾燥しやすくなるため、洗いすぎは逆効果になることもあります。

  • 月1回程度を目安にする
  • 汚れが気になる部分は濡れタオルで拭く

など、犬の状態に合わせて調整しましょう。


お湯の温度はぬるめにする

シニア犬は体温調節が苦手になります。
熱すぎるお湯は体力を消耗し、冷えすぎると体調を崩す原因になります。

人肌より少しぬるめを意識し、洗っている最中も寒そうにしていないか様子を見てあげましょう。


立たせっぱなしにしない

長時間立たせたままのシャンプーは、関節や腰に大きな負担をかけます。

  • 滑り止めマットを敷く
  • 座った姿勢や抱えた状態で洗う
  • 無理に姿勢を変えさせない

といった工夫をすることで、負担を軽減できます。


シャンプー時間は短くする

シニア犬のシャンプーは、手早く終えることが基本です。
事前にブラッシングを済ませ、泡立てた状態ですぐ洗えるよう準備しておきましょう。

「短時間で終わらせる」ことが、体への優しさにつながります。


皮膚にやさしいシャンプーを選ぶ

シニア犬の皮膚は乾燥しやすく、刺激に弱くなっています。
低刺激・保湿成分配合の犬用シャンプーを選ぶのがおすすめです。

少しでも赤みやかゆみが出た場合は、使用を中止し獣医師に相談しましょう。


しっかり乾かして体を冷やさない

シャンプー後は、体が冷えないようすぐにタオルで水分を拭き取ります。
ドライヤーを使う場合は、音や風に驚かせないよう注意しながら、低温・弱風で行いましょう。

完全に乾かすことが、体調管理の面でも重要です。


無理をしない選択も大切

シニア犬の状態によっては、自宅でのシャンプーが負担になる場合もあります。
その場合は、部分洗いやプロのトリミング、獣医師への相談など、無理をしない方法を選びましょう。


シニア犬のペースを大切に

シニア犬のシャンプーで一番大切なのは、「清潔さ」よりも「安心と安全」です。
愛犬の様子をよく観察し、その日の体調に合わせて無理のないケアを心がけましょう。

ゆっくり、やさしく。
それがシニア犬との暮らしを長く楽しむためのポイントです。